2025/10/21 15:39

ほぼ無計画でジャカルタに渡航した私ですが、全く何も準備しなかったわけではありません。

身内が現地に住んでいるとはいえ現地人とのビジネス関係は0だったので、事前に府内のある貿易関連組織の方にインドネシアの企業情報を何社か情報提供してもらっていました。
あと、商品リサーチの為にジャカルタやマレーシアのクアラルンプールで催される展示会の予約もしていました。

約40日にわたるインドネシアでの滞在が始まるわけですが、最初の1週間は市場調査も兼ねてジャワ島の大都市であるスラバヤやジョクジャカルタなどの現地の市場やショッピングモール、ブティックをひたすら見て回ったり、現地人にオススメ商材をきいたりしていました。気になった商品があるとパッケージの写真を撮り、PCでその会社のことを調べたりもしていました。

元々物欲があまりない私は何か特定の分野において詳しいわけでもなく、「これを輸入したい」という物があってインドネシアへ渡航したわけではありませんでした。
然しながら、商品リサーチの際に下記二つのことだけは決めていました。
・日本初上陸の物
・食品や化粧品など専門知識が必要な物は避ける

インドネシアに滞在して1週間が過ぎようとしていた頃、ふと事前に紹介してもらっていた企業に連絡してみようと思い、ダメもとでメールを送ってみました。そしたら嬉しいことにメールの返信があったのです。
その返信があったのは当店で販売しているカッティングボードを作っている職人からなのですが、正直なところこの時点ではカッティングボードや木材に関する知識はほとんどありませんでした。ただ会社の住所を見ると「カリマンタン」と書いていたので、「このような未開の地で生産されている商品であれば面白い商品に違いない」という浅はかな考えで現地職人に会いに行くことにしました。
現地では経費節約のために基本的に食事は屋台、宿泊はゲストハウスやドミトリーでした